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遣り方と言う建物の位置を決める作業が済み、地面に青い線で地中梁の位置が描かれています。今回は浅い支持層にベタ基礎と言って分厚い板状の基礎を作ります。下駄の歯のような地中梁の底面は支持層に到達するため、それ以外の四角に区切られた線内の盛り土を改良します。
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黒っぽい土が盛り土と言って支持力の弱い層です。この部分に地盤改良用の固化材を混ぜ込んで強化します。
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土質調査の結果と現場全体が一致しているとは限らないので、支持層である砂質土(黄色っぽい部分)が適正な深さに分布しているか確認しながら進めていきます。この時ゴミや岩など均質な地盤を形成するのを妨げる物は手作業でも撤去します。
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灰色の固化材はジオセット263と言う六価クロム溶出量低減型で、飛散しにくい物が使われています。
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土と固化材をしっかり混ぜます。
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バイブレーションローラーで平らに転圧します。
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耐圧版(コンクリートスラブ)の下の捨てコンと砕石敷の厚み分を確保した設計高さに改良した地盤面があることを確認します。
5階建のマンションで杭が無いと不思議な感じがしましたが、建物を上から見ると正方形で外縁部に均等に荷重が掛かる壁の配置となっており、安定した建物であることも優位に働いたと思います。